私たちの話2022 / 08 / 04

研修日記 就労支援 (WORKうんぜん)

~収穫と支援の両立~

7月7日、WORKうんぜん研修1日目。

WORKうんぜんは、雲仙地区「LOCAL STATION CIRCLE(ローカルステーションサークル)」内にある、就労支援B型の事業所。

今は主に、アスパラガスの栽培、クリーニング、近隣の農家へのお手伝い、そうめん実習(長崎能力開発センターの麺製造科)の4つの事業を行っている。

B型であるため、がっつり働く、というよりは、間に休憩をはさみながら、比較的ゆっくりとした時間の流れで働く利用者さんが多い。

今日は、アスパラガスの栽培をしているグループに参加した。収穫を行うということで、ビニールハウスに向かった。

真夏のビニールハウスの中は、まさにサウナ状態。何もしていなくても汗が出てくる。利用者さんは、扇風機付きの膨らんだ作業着を着ている。

栽培しているアスパラガス

金属の棒で茎の長さを測り、その長さに達していたら、はさみでサクッと切り取り、手押し車に入れる。

同時に、栄養分が行き渡らなかった、茎の短いアスパラガスも切り除く。

また、写真後方の茶色く変色した葉も、この先、腐っていくため、引き抜いていく。

「〇〇さん、こっちの列は見ましたか?」

「この袋にまとめてください」

職員は、アスパラガスの収穫と並行して、利用者さんに声をかける。

作業していると、小雨が降ってきた。ビニールハウス内にも雨が降りこんで、土に水たまりができた。

農作業は、天候に左右されるもの。その日の朝に、作業内容を変更することも多いという。

袋詰めしたアスパラガス

最後に、収穫したアスパラガスを長さ別にまとめて、袋詰めをして、出荷する。

帰りがけ、お裾分けをいただいた。生で食べても、みずみずしくて、とてもおいしい。

また、売り上げの増加を目指して、アスパラガスのお茶も作っているという。

B型事業所の大きな目標は、栽培に加えて、利用者さんが長く働き続けられるように、目配り、声掛けを行うことと、利用者さんの工賃を上げることの2つを両立させること。

 

~全体見わたし 働きやすい環境へ~

7月8日、WORKうんぜん研修2日目。

今日は、主にクリーニングのグループに参加した。

南高愛隣会のA型事業所(ブルースカイ、味彩花、瑞宝太鼓)のユニフォームと、近隣のグループホームの利用者さん(重度の障がい者)の服を洗濯する。

体力的に農作業をすることが難しい高齢者や、女性の利用者さんが多い。

回収したA型事業所のユニフォームの仕分けの様子。ズボン、上着、エプロン、帽子など、種類別に分ける。

次に、下洗い。目立った汚れをブラシでこすって落とす。その後、大型洗濯機で洗濯し、乾燥機に移して乾かす。

乾燥機から出し、ローラーで服に付いたほこりなどを取り除く。

個人別に分けた制服

一式全部そろっているか、職員がチェックする。また、利用者さんが畳んだ後の服のしわなどもきれいに直す。基本的な業務を利用者さんが確実にできるように定着させるのが、職員の役目。

最後に、制服一式をビニール袋で閉じる。また、グループホームの利用者さんの服も個人別に分ける。

それを各事業所、各グループホームへ配達の車に乗せ、一日の仕事は終了。

洗濯が終わるまでの間、椅子に座ってゆっくり過ごしている利用者さんがほとんど。「高齢者や、女性には、働きやすそうな環境」というのが、第一印象。

休日には、利用者さん皆で、外食に行くこともあるという。

「働く」というと、忙しく立ち動く姿をイメージしていた私。しかし、利用者さんが、自分のペースでいることが、結局は長期的に、安心して、楽しみながら働き続けることにつながるのではないだろうか。

ちなみに、取り扱う洗濯物はすべて南高愛隣会の事業所のもの。事業所としての規模が大きいからこそ、洗濯のニーズが生まれ、利用者さんに工賃として、還元できる。

これからも、事業所全体を見渡す視点で、利用者さんにとって働きやすい環境を目指していかなければならない。